【どん底】無事に幕を下ろしました。

chigusa

2018年03月29日 12:48



大変遅くなりました。

演劇【どん底】の公演ですが、
先日、皆さまのおかげをもちまして
無事に幕を下ろすことができました。


ご来場くださいました多くの皆さま、
この場をかりて改めて御礼申し上げます。


ご来場、誠にありがとうございました。


私たちの公演を観て、
ゴーリキーは何を思っただろうか。
なんてことを考えたりしました。



今回、福永氏の演出で、
脚本の一部を抜粋してお届けしたんですが、
これまでの稽古とは違ったアプローチをしたので、
稽古にはかなり苦しみました。笑


苦しんでいるっぽい図。



ま、これは作る側の戯言だと思って聞き流して下さい。


まず、徹底して読みだけをやりました。


チャレンジしていたのは
「読みの段階で声で、音で
どれだけ表現することができるのか」

ということ。


身体を動かさず、無造作に敷かれた畳に座り、
それで台本を読む。
声で、音でセリフを表現する。


いやぁ、これができなくて辛いこと辛いこと。
いつ稽古をサボろうかと画策する始末。←オイ


でも、サボりませんでしたよ~。←当たり前


そんなこんなで立ち稽古が始まるまで
みっちり1か月以上も読み稽古だけ。


不安しかなかったのですが、
立ち稽古が始まるとこれまで悩んでいたことが
「あれ?」と思うほどスムーズにいく場面もあり…


読みだけ徹底してやったことは
決してムダではなかったんだな。
と感じた次第でございます。


また、初めて古典作品をやったわけなんですが、
素敵すぎるセリフがあちらこちらにあり…
何年にもわたって上演される作品には
きちんと理由があるんだなとも。


意味も分からず古典を敬遠していましたが、
思い切って触れるのも大事ですね。


ただ、今だからそう思ったんだろうな。
今のタイミングがベストだったんだろうな。


そう思いました。



そんなこんなで、
「声と音」に重きを置いてやった結果
気づけたこともありました。


これはきっと
今後の私の役者生活に
プラスになると思います。


それに気づけたということが
また新たな第一歩なのかもしれません。


今回お世話になった
演出・出演の福永氏をはじめ、
共演の仲嶺氏、新垣氏、川満氏、
神田氏、三宅氏、M.KOIKE氏、
制作の新城氏、
取材に来てくださった
琉球新報、沖縄タイムスさんにも
御礼申し上げます。



ありがとうございました。
そしてお世話になりました。




それから。
ありがたいことに、
公演に続き映像のお仕事をいただきました。


演劇と映像では
表現方法が違うこともたくさんあるので
またまた苦戦しそうですが、
今、このお仕事の話がきたということに
なにかご縁を感じています。


どこまでやれるか分かりませんが、
まだ見ぬ塀の向こう側が見れたらいいなと。


頂いた役と自分とに
きちんと向き合って挑戦してみたいと思います。


ワシリーサ役
山内千草
2018/3/29

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