山内千草のHappy Orange☆

前回の記事はこちら。
満員御礼で幕をおろしました！その１


■新垣潤役の神田青くん。

第一印象は「ザ・好青年」
すらっとした体躯に品の良さそうなお顔。
おお！イケメンくんがきた！
特に目力がすごいなと思いました。

話を聞くと、ほぼほぼ初めての長編舞台。
投げ出さずに最後までやり切ったなと思います。
(私だったら、途中で逃げてたかも。笑)

舞台冒頭の演説シーン。
小さな字で綴られた台本の三分の二を占めるほどのボリューム。

独白(一人語り)って、とっても難しいものなんですが、
それをよくやってくれたな。と。
(上から目線じゃないよ！感服しているんだよ！)

役作りも相当に難しかったと思います。
けれど、彼は真摯に役に向き合ったんだろうなって。

私は、そう思いました。

インプロ(即興劇)もやっているということですので、
舞台上で彼を見かける日も、そう遠くはないと思います。

またいつかご一緒したいですね♪



■下地昭寛役の福地涼くん。

初めて彼を見たのは、琉球鳥人の舞台でした。

そのときはオカマちゃんの役をやっていましたが、
素顔は可愛らしいイケメンくん。

笑ったお顔がチャーミングです。

下地のひょうひょうとしたキャラクターを
見事に演じきったんじゃないかと思います。

特に、シェイクスピアのマクベスの一節を語ったシーンは
見ごたえがあったんじゃないでしょうか。

見た目ほどはっちゃけていない彼の素地が
下地の役どころをつかむまでに苦労しておりましたが、
しっかりと乗り越えて本番、ぶちかましてくれました♪

今後もお芝居等には関わりたいと言っていたので、
また一緒に舞台に立てる日がくるかもしれません。



■上原美緒役の神谷留未ちゃん。

現役女子大生の留未ちゃん。
大学と新聞配達のアルバイトと、忙しい中、
稽古に意欲的に望んでおりました。

劇中ではイヤな女を演じていましたが、
本来の彼女はとても気のきく優しいお姉さん。

いつも「何かやることはありますか？」と声をかけてくれました。

project9という団体で映像作品に関わっているということでしたが、
今回、誰も知らない中で演劇に出るということが初めてだったようで。

その勇気に尊敬の念を覚えました。

千秋楽を迎えるころには、ガッツリイヤな女も板について、
上原美緒の役どころをしっかり果たしたんじゃないかと思います。

本当は笑顔の可愛い女の子なんですけどね。

劇終盤の、美緒が潤を待っているシーン。
舞台裏で美緒が絞り出す科白を聞いては
毎回胸を熱くしておりました。

大学4年生ということで、就職活動も並行してやるとのことですが、
また、映像や舞台の世界でも関われたらなと思っています。



■宮城あい役の山内千草さん(自分)。
みんなの写真ばっかり撮っていて、自分の写真がありません(笑)

晴ちゃんさん(劇場オーナー福永氏の奥さま兼本公演のプロデューサー)から
電話をもらった時、すぐに演りたい！と思いました。

劇の内容とか詳しく説明してもらいましたが、
それよりもなによりも、誘ってもらえたことが嬉しかったので
私の心の中ではすぐに決めていました。

初めはキャスティングしようか迷っています。とのことだったので、
キャスティングしてもらえるならぜひ！と返答しました。

それからしばらくして電話をもらった時、
これで今年初めての舞台がやっと決まったー！と
心の中で小躍りしておりました。

が、いざ稽古が始まると
なかなか難しい役どころに苦戦しまして。

さらにパクさん演出も初めてということで緊張もしつつ、
さらにさらに、初めましての人がほとんどということで緊張してしまい、
初めは落ち着いて稽古に臨めませんでした(笑)

しかもふと気付くと、
メンバーの中で、何気に私の役者歴が一番長ーい！
ということもあり、他のメンバーを引っ張らなきゃ！
というプレッシャーもありながらの稽古の日々。

お互い探りあいの稽古。
なかなか本音を言えない日々。

そんな中、とりあえず学生役の4人で軽い飲み会を開き…
そこでいろんな話をして、一緒に頑張ろう！と一致団結をし、
そこからだんだん打ち解けていったような気がします。

私も先輩の役者さんたちに教えてもらったように、
自分が教えられることは彼らに伝えられるよう努力しました。

少しは役に立っただろうか？とか
私、大丈夫だろうか？とか、
いろいろ気持ちの面では落ち着かない日々でしたが、
ひとつ無事に公演を終えることができたことは
私の自信にもつながりました。

この経験が、また次の舞台で活かせられるように頑張る！

そして、稽古から2カ月近く付き合ってきた私の役、
「宮城あい」さん、ばいばーい！



怒ってケンカして、
想いをぶつけて仲直りして、
それでもまたすれ違って。

最後に元に戻れたと思ったのも束の間、
悲しい結末で。



オセロはイアーゴーの策略にハマり
妻デズデモーナの不貞を疑い、
嫉妬に狂ってデズデモーナに手をかける。

のちにイアーゴーの妻エミリアの告白により真実を知ったオセロは、
デズデモーナに口づけをしながら自らに手をかける。



潤は上原・下地の策におぼれ、
あいを手にかけてしまう。

下地は全てを告白するために
潤の家に行くが、その時すでに…



バッドエンディングな劇でしたが、
観た人の心に、何かが響いていたとしたら幸いです。

ありがとうございました。



最後になりましたが…
この公演を企画した福永夫妻。
脚本を書いたK氏、
演出家のパク・ファナム氏、
音響・照明の仲宗根みなみちゃん、
出演者の
神田青くん、福地涼くん、神谷留未ちゃん、
山里三七樹さん、M.KOIKEさん。
それから舞台セットを彩ってくれたanshare projectの皆様。

本当にお世話になりました！

またいつか一緒に舞台に立ちたいです！

お疲れさまでした（*^_^*）


そして忘れてはならない、
時間とお金をさいて劇場に足を運んで下さった観客の皆さま！

観る人がいないと成立しないこの世界。

今回もたくさんの方々に来ていただきまして
本当に感謝しております。

私も含め、役者・スタッフ一同、
今後も頑張ってまいりますので、
ちょびっとだけでも応援よろしくお願いします＼(^o^)／


本当に、本当にありがとうございました！！！